2016年5月6日金曜日

Last Drive of BMW E87 116i (Part 2)

神社を出る時点で、時刻は既に13時。ドライブに空腹は禁物なので早く食事にしたいが、コンビニ弁当と迷った末に、以前友人が紹介してくれた「えいちの村ファーマーズキッチン」という小さなレストランに行くことにした。今まで「1人でドライブ」と言えばコンビニ弁当だったが、折角BMWでドライブしているのだから、コンビニ弁当はみっともないので、この機会に卒業しようと考えた。神社からは国道139号線をそのまま進み、河口湖前を経由して樹海を進んだ先にある。道を間違えると時間のロスになるので、ここからはナビを念のため起動しておく。

神社を出ると突然雨が降り始めて、富士山はすっかり見えなくなっていた。日頃、終始雨で富士山が見えないまま帰るということはなく、いつも良いタイミングで富士山を拝めるのは、何かあるのだろうか。何はともあれ、先に撮影タイムにしておいて正解だった。雨は次第に強まっていく。

「えいちの村ファーマーズキッチン」に行く前に、富士スバルラインのメロディーロードを通るために寄り道。この道であの曲を聴くと富士山に来た実感が増すので、いつもわざと通りたくなる。有料区間の手前で折り返し、再び富士宮方面を目指す。

西湖を過ぎた辺りから、国道139号線の河口湖方面がもの凄く渋滞していることに気がついた。少し失敗したかなと思ったが、ここまで来たら引き返すのも勿体ない。樹海を駆け抜け、1年振りくらいに「えいちの村ファーマーズキッチン」にやってきた。


ランチセットがあるということで見てみると、「手ごねハンバーグ」と「鯵のハーブパン粉焼き」から選べるようになっていたが、もう14時前だったために鯵の方しかないとのことで、これを注文。1人でのドライブとしてはあり得ないくらいに豪華な食事に少しばかり感動を覚える。山菜等が豊富に盛りつけされた定食は凄く美味しく、大好きなBMWと美味しい料理で最高のドライブとなることはこの時点で決まりだな、と思うほどに満足したのであった。ドライブといえど、食事は疎かにしてはいけないという教訓を得た。


ゆっくり味わいたいところだが時間に然程余裕がなくなってきたので、少し急ぐことにする。とは言っても、結局駐車場で撮影タイムになり時間を結構消費してしまった。以前MINIで来た時にとても絵になる景色があったので、同じように撮ってみたものの、家に帰って見てみるとMINIのように景色に溶け込んでおらず、ちょっと残念。やはりクラシカルなMINIのスタイルは別格ということか。


来た道を戻り(渋滞はただの混雑の影響だった)、河口湖大橋を渡れば、ドライブも折り返し地点となる。この先のルートは、国道137号線の御坂みちを北上、勝沼駅に寄りつつ、フルーツラインを抜け、青梅街道を東へ進む予定となっている。要するに、最後まで1年前のスイフトとほぼ同じルートになるわけだ。

国道137号線は制限速度をきっちり守る車と車間距離を詰めてはブレーキを踏みまくる車が前方にいるために大行列となってしまい、残念ながらあまり楽しめなかった。この道は結構高規格で道幅も広い区間が多く、河口湖方面はスムーズに流れているのに、こちらは何度もノロノロ運転を強いられていた。


勝沼に入ると雨はほぼ止んでいた。勝沼駅に着くと、ついこの間、桜が満開の時に来た当時とはまるで異なる静けさに包まれている。桜が咲いている様子も素敵だけど、この状態も落ち着いていて好きだ。211系がスルスルとやってきて、去っていく。115系と違ってモーター音が殆どしないので「スルスル」としか表現できない。


勝沼駅を後にすると、フルーツラインを駆け抜ける時間がやってくる。景色と緩やかなカーブが楽しめるこの道は交通量も少なく気に入っているが、雨の後で水たまりが多く気を遣う場面があって残念だった。

青梅街道に乗ってしまえば、ただひたすら東京を目指すだけ。途中、グランツーリスモのトライアルマウンテンサーキットを思わせる区間があることに気がついた。


 Part 3 へ続く